「つづく」展 again

2月の初め、姉が東京に来た。
一番の目的は、会期終了間際の「つづく」展。
私は始まってまだ間もない頃に行ったけれど、もう一度行っても全然いいなと思っていたので、気の合う姉が来るのをこれ幸いと、11月以来の清澄白河へ出かけたのだった。

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会期終了が近いせいか、平日昼間だったにもかかわらず、意外なほどの人出で、チケット売り場も大行列。

入ってしまえばゆっくり見られたけれど、やはり行きたい展覧会は会期早めに行っておくに限るのだな。

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あれが着たい、この生地がたまらんとキャイキヤイ言いながら回る2回目は、一人で回った1回目とはまた違う楽しさで、美術館ってやっぱり気の合う人と来るべきだよなぁと思うのだった。

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前回来たときはまだなかった壁画も登場。
これもまた、2回目来た価値があった。

今回は息子連れだったのだけれど、展覧会に入る前に、この美術館にある人気のレストラン「100本のスプーン」でランチしておいたおかげで、ベビーカーに乗せた直後にすっかりおねむになった息子は、ちょうど見終わる頃までぐっすり寝てくれて、母の思惑通りとなった。
しめしめ。

「100本のスプーン」は、キッズメニューはもちろん、離乳食メニューもあるとかで、子連れママに大人気。
しかも料理がちゃんと全部美味しくて、空間も広々、ここに来るだけでもいいなぁと思えるレストランだった。

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品川駅大混乱

東京に遊びに来ていた姉&甥っこと過ごした後、二人を見送りがてら、品川駅前の「つばめグリル」へ。

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一年以上ぶりぐらいに食べたけど、つばめ風ハンブルクステーキ、やっぱりほんとに美味しい...。

つばめグリル前でふと空を見上げると、巨大な旅客機がビルの間に見えてびっくり。
何かの間違いだろうかと思っていると、また5分もしないうちに別の旅客機が現れた。
あまりの大きさというか、ビルとの近さに驚いて、急いで写真を撮る。

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後で姉に言われて初めて、最近始まった羽田新ルートの飛行実験だと気がついた。
こんなビルだらけの上空を通るなんて...!
高層ビルと旅客機の図からは、どうしても、9.11を思い出さずにはいられなかった。

18時20分頃につばめグリルを出て、新幹線口へ向かおうとすると、なんだかすごい人、人、人。
帰宅ラッシュに完全にハマっちゃったなぁと思っていたけど、改札に近づくにつれ、なんだか様子がおかしい。
そこへ駅構内のアナウンスが聞こえてきて、事故で在来線のJRが運転見合せになっているということが分かった。

とにかく新幹線にたどり着かなければと、ゴロゴロを引く姉、大荷物の甥っこ、幼児連れの私、で人波を掻き分けながら縫うように新幹線口へダッシュ
なんとか発車5分前に新幹線改札に辿り着き、無事お見送りをすることができた。

問題はそこから。
JRで新宿か渋谷に出て家に帰ろうと思っていたけれど、改札外のみならず、改札内にも人がたまり始めていた。
JRの中でも山手線だけは動いているようだけれど、以前品川駅で同じように一路線しか動いていない運転見合せ状態に出くわしたことがあって、ホームへ向かう階段途中で前にも後ろにも進めなくなったことを思い出した。
大人だけでも動くのが大変だったのに、幼児を連れてその中に突入したら、改札外にすら出られなくなる可能性が高い。
そうこうするうち幼児は疲れて「抱っこ!」になるだろう...16kgと重いリュックを抱えて人波を縫う...いやいや。無理無理。

咄嗟に、さっきつばめグリル前の大きな道路を都営バスが走っていたことを思い出した。
とりあえず、バスに乗ってどこか他の駅に着けば何とかなるんじゃないか。

人波から息子を守りつつ、なんとかもう一度つばめグリル方面に戻ると、さっきよりもまたさらに人がたまり始めていて、パトカーはいるわ、タクシー乗り場は人が溢れかけてるわで、えらいことになっていた。
後で思えばまだまだ序の口だった高輪口の様子。

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本数は少ないけど新宿まで行くバスがあることが分かり、なんとなくの方向でバス停に向かったら、運良くまだ人が並び始めて間もないバス停に到着した。
もともと本数の少ないバスに、20分待ってなんとか乗り込み、座席を確保。
乗客はどんどん増え、最後は乗り切れない人が次のバスを待つ状態で出発した。
息子はバスが動き出して5分で爆睡、ようやく親子共々ひと息つけたのだった。

結局この日は予定より一時間以上帰宅が遅くなったけど、子連れで大混乱に巻き込まれなくて本当によかった。
都営バスさまさま。

むめ

梅の開花記録。

1/28朝は、まだ蕾。

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夫によると、この翌日、私が見逃していた間に開花したらしい。
去年は確か2月には入っていたと思うから、今年はやっぱり早いようだ。

1/30昼頃。

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そして今日、1/31昼頃。
どんどん開いてきた。

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「春の足音」とは言うけれど、夏の足音や秋の足音はあまり聞かない。
「冬の足音」は言うのかな?
聞いたことがあるような気もしてきた。

そろそろ私の鼻がスギ花粉を検知する頃なのだけれど、新型コロナが怖くて外出を最小限に控えているせいか、今年はまだあまり症状がない。
このまま治ってくれまいか。

ブログの日付が「2020」になっているのを見るたび、バグのような気がしてならない。
どこか非現実感のある数字。

ひとりとふたりとさんにんと

あっという間に1月も末。

逗子に住む夫の友人一家が遊びに来てくれた。
ちょうど一年前に生まれた可愛い女の子を連れて。

初めて私が会ったとき、夫の友人はまだ独身で、
次に会ったときは夫婦になっていて、奥さんのお腹の中に女の子がいたのだった。
逗子の一軒家 - 珈琲とsofaのあるところ

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普段なかなか使えないパーティ用の食器やピック、こういうときは陽の目を見て嬉しい。

今回来てくれた夫の友人夫婦は、私たちのちょうど一年後が結婚記念日だった。
今は遠くに住んでいるけれど、もうすぐ新しい家ができて、今よりは近くに引っ越してくるらしい。
新居を建てるに当たっての希望を訊いてみたら、奥さんの望みで「お庭にハンモックが吊るせる家」にしたかったのだそうだ。
遊びに行くのが楽しみ。

子どもができると、家族ぐるみのつき合いが増える。
私自身は家族ぐるみの友人つき合いがほとんどない家だったから、こういうのは新鮮だし嬉しい。

永遠の迷路

渋谷で乗り換える用事があったので、新しくなった銀座線渋谷駅をチラ見することにした。
噂のM字カーブの屋根はこれか。

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以前はホームまで絶対に階段を通らないと行けなかった、ベビーカー泣かせの銀座線渋谷駅。
新しい駅は確かにエレベーターでも行けるようになっていたけれど、いまいち分かりにくくて、どうしてものとき以外はやっぱり渋谷乗り換えを避けてしまいそうだと思った。

外はまだまだ工事中。

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渋谷駅、よく使う特定の点から点への移動は少し分かるようになってきたけれど、相変わらず全体像がまったく分からない。
たぶん一生分からない気がする。

婆(ばぁ)に取り憑かれる

出かける先に美味しい町中華があったのを思い出したら、またしても麻婆麺欲がムクムクと沸き起こってきた。
いつも、ハマるとしばらくそればっかり食べてしまう。

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この店では一度だけ食べたことのあった麻婆麺。
それほど強い記憶がなかったのだけれど、二回食べて、思い出した。
そうだった。ここのは辛さ(花椒)が足りないのだった。

結局「辛さ」と「熱さ」なんだな。
次は自分で作るのが一番いいような気がしてきた。
好きな程度に辛くできて、熱々出来たてを食べられるわけだから。

どうでもいいけど、むか~しむかし、カップ麺のCMで、おバカなヤンキー風に仕立てられた若い女性が「麻婆」を「あさばぁ」と読むやつがあったのを、麻婆豆腐を食べるたびに思い出す。

麻婆麺欲

この2ヶ月ぐらい、無性にどうしても、麻婆麺が食べたかった。
麻婆豆腐でも麻婆丼でもなく、麻婆麺。
それもイメージしている味があって、一応他の店でも食べてみたのだけれど、やっぱりあそこのあの味がどうしてもどうしても食べたい!
となって、ようやく今日、行ってきたのだった。

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麻布十番にある老舗の中華料理屋。
初めはテレビで「もやしそば」が取り上げられているのを見て行ったので、しばらくは行くともやしそばばかり食べていた。
あるとき「麻婆麺」というメニューがあることに気づいて、どんなもんだろうと食べてみたところ、かなり好みの味だったので、それからは時々無性に食べたくなって、わざわざ通っていたのだった。

麻婆麺は、単に麺に麻婆豆腐をかけたのでなく、スープがちゃんと美味しいのがいい。
カレーうどんが、カレーのルーをかけただけではダメで、出汁がしっかりしていないと美味しくないように。

それから、とろみがつきすぎていなくて、花椒がしっかり効いているのが好き。
ひき肉多めより豆腐多めの方が好み。
それから何より、火傷しそうに熱々であること。
そのすべてを満たすのが、ここの麻婆麺なのだった。

ただし麺がちょっとひるむくらいの多さなので、今日は初めて「麺少なめで」とオーダーしてみたら、ちょうどいい量でさらに満足だった。

あぁ、またすぐに食べたくなってきた...。