子連れ大阪旅① 快適フライト、老舗ホテル晩年の宿泊

平日午前の羽田空港は程良く空いていた。
ANAが昨秋、創立70周年記念のスーパーバリューセールというのを行っていて、全国片道7000円というので、急遽子どもたちを連れて大阪に行くことにしたのだ。

今回の旅は、夫は仕事なので私一人で二人の子連れ。
出発の一時間半前に羽田に着き、チェックインはオンラインで済ませてあったので、まずはすぐに荷物の預け入れへ。
列に並ぶことを覚悟で行ったのだけれど、なんといつの間にか荷物の預け入れが無人化されていた。

セルフで荷物を指定された台に置き、二次元バーコードをかざすと荷物タグが出てくる。
それを自分で荷物に取り付けると、扉が閉じ、控えの紙が出てきて終了。

えっ、これで終わり?
というぐらい、呆気なく預け入れが完了した。
コロナ禍の間にそうなったのか、それ以前からあったのか、最後にANAに乗ったのはもう4,5年前だから思い出せない。

昨年北海道に行ったときはLCCだったから、何もかもがちょっとずつ不便だったけれど、今回はさすがフルサービスキャリアというだけあって、何もかもがちょっとずつ快適だった。
搭乗の際も係員が向こうからサッと見つけて寄ってきてくれ、幼児連れ優先搭乗の改札まで誘導してくれたり、行きの機内は全ての席にパーソナルモニターがついていて、おかげで子どもたちはアニメを見てご機嫌に過ごせたり。
一時間ちょっとのフライトなのにドリンクサービスもちゃんと人数分あって、子どもたちにはおもちゃまで出てくる(特に次男は運賃無料なのに!)。
荷物も持たないでいいし、次男が離陸でぐずった以外は快適に大阪に着いた。

今回の大阪行きには二つ目的があって、一つは姉に会うこと、もう一つは母に会うこと。
ここ数年海外にいる姉は年末から一時帰国していて、その間に東京かどこかで会えたらと話していたのだけれど、スーパーバリューセールに乗じて、大阪旅行を兼ねることにしたのだ。
先に大阪に着いていた姉が伊丹空港まで迎えに来てくれていて、そこから一泊目のホテルに向かった。

姉が取ってくれたのは、大阪中之島のリーガロイヤル、USJとのコラボルーム。
子どもたちはUSJの存在は知らない(教えていない笑)のだけれど、至るところにウッドペッカーがいる楽しげな内装に、目を輝かせてすぐに遊び始めた。

リーガロイヤルから梅田まで宿泊者用の往復シャトルバスが何本も出ているので、この日はそれに乗って行って、デパ地下でテイクアウトのごはんを買ってくることに。
いろんな乗り物に乗れて、子どもたちも大満足。
姉とはビールを飲みながら、騒ぐ子どもたちを気にすることなく、お惣菜をつまみつつゆっくり話。
さすがに子どもたちは朝からの移動で力尽きて、早々に勝手に寝てくれた。

この旅の直後に、リーガロイヤル大阪の売却が発表されてびっくり。
外資に売られて、全面改装されるのだそうだ。
なんだか忘れられないタイミングでの宿泊となった。