南紀白浜旅① 羽田→関空→紀伊田辺

JALの格安チケットが再発売された。
一度目の発売時にすっかりアドベンチャーワールド熱が高まった私(詳しくは下記参照)。
格安チケット狂想曲 - 珈琲とsofaのあるところ
南紀白浜空港を狙って、夫と私のスマホとPC×二種類のブラウザを立ち上げ、計6ルートからチケット取得を試みたものの、抽選もあって結局片道しか空席がなかったため、意地でもパンダに会いに行くべく、関空からのルートに切り替えた。
東京から全て電車だと、新幹線+特急でアドベンチャーワールドまで片道五時間半かかるうえ、現地でレンタカーを借りるとなると費用もかさむ。
それなら格安チケットで関空まで飛び、そこからレンタカーで二時間というのがまだ妥当だ。
夏生まれの次男の国内線無料期間がもうすぐ終わることを考えても、今飛行機で行くのがいいだろうということで、早朝発の格安便に乗って、一路関空へと旅立ったのだった。

子どもたちと私は、今年すでに三回目の飛行機旅。
そんなに乗るつもりではなかったのに、完全に格安チケットに踊らされている。
でもいいのだ。この三年間、まったく飛行機に乗っていなかったのだから。

関空に着くと、降りたゲート付近に最近空港で時々見かける電動車椅子みたいなのがあって、説明を読むと、誰でも使えるよう。
チケットをかざすと、自動で出口(荷物受け取り場所)まで運んでくれるのだ。
新しいもの好きの夫が「乗ってみたい!」と言うので、ちょうど抱っこ紐で次男を抱っこしていた夫ごと乗ってみることに。
荷台に荷物も載せられて、障害物を検知すると自動で静かに停止する。
歩いた方がちょっと早いけど、赤ちゃん連れの人とか妊婦さんとか、とにかく自力で歩くのが辛い人にはとっても便利だった。
荷物受け取りゲート前に着くと、自動で帰って行くのがちょっと可愛い。(↓これはクルッと踵を返して帰って行こうとしているところ。)

関空でレンタカーを借り、いざ和歌山へ。
関空でレンタカーを借りたことがなかったから知らなかったけど、連絡橋を渡るのに700円ぐらい料金がかかるので「高!」とびっくりした。
だからといって、連絡橋を渡らずには大阪にも和歌山にも行けないから仕方ないんだけど。

旅の一日目は雨だった。
二泊三日、最初は全て雨予報だったのが、なんとか初日だけ雨になったものの、これがまぁけっこうな雨だった。
ワイパーを高速で回そうか迷うぐらいの雨が、関空を出て和歌山まで二時間、ずっと。
早朝(というか夜中)に起きた夫は大雨の運転に神経を尖らせ、スピードも抑え気味だったので、予定よりだいぶ遅く紀伊田辺へ。
11:30開店のランチスポットまで一時間ぐらいぶらつく予定だったけれど、結局雨もひどかったので、休憩しながら開店を待つことにした。

この日のランチに選んだのは、近隣農家の野菜が食べられるビュッフェレストラン。
廃校を利用した多目的施設になっていて、お庭も美しい。
近所のおばちゃんたちとおぼしき店員さんたちが、ランチの仕込みをする声が聞こえてきて、大阪とは微妙に違うイントネーションに「あぁ、そういえばこういうしゃべり方の人、関西に時々いたなぁ...」と思い出す。
柔らかい関西弁を聞きながら、移動に疲れた私たちはようやく元気を取り戻したのだった。