ぎゅうぎゅうホカホカ

寒くなってくると料理をする気が俄然戻ってくる私。
夏の間は、家の中で一番暑気が溜まるキッチンにいるのがかなり堪えるのだ。

煮物や蒸し物など、火を使う時間が長いもの、湿気(湯気)がたくさん出るものも、秋冬ならむしろ歓迎。
そんなわけで、半年ほど前に姉から譲り受けた蒸籠(せいろ)を、やっと使ってみることにした。

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手始めにシュウマイ。
実はシュウマイを自分で作るのは初めてだ。
昔からそれほどシュウマイが好きでなかったのだけれど、それは市販のものが好きでなかったのだと、作ってみて初めて気がついた。
市販のものの、玉ねぎ臭の強さがダメだったのだ。
たぶん、作りたてだとそんなに玉ねぎが主張しないみたい。
ちなみに今回使ったのは土井善晴先生レシピ。それもよかったのかもしれない。

蒸籠は前から欲しかったのだけれど、保管場所の問題と蒸す道具を既にいくつか持っているのとで、ずっと保留にしていた。
そんな折、姉が蒸籠を新調することになって、ガタついてるけどよかったら古いものを使う?と言ってくれたので、おためしにちょうどいいなと思ってありがたく譲り受けた。
杉製の蒸籠で、香りはもうそれほど強くはしなかったけれど、器としてそのまま食卓に出せるのもメリットなので、小さいサイズのものが家族分欲しいなと思えてきた。
蒸し道具が既にあるので難色を示していた夫も、ホカホカの蒸籠シュウマイ効果でちょっと軟化。
サイズでまだ意見が一致していないけれど、譲り受けた蒸籠がダメになったら、次はきっと自分で買うことになるだろう。

いつか家族で飲茶ごっこをするのが夢。