2023-01-01から1年間の記事一覧

泣く子はいねがー

入学式から十日余り。 とにもかくにも一週間が過ぎた。 家の中は毎日工事中のような状態で、学習机が組み立てられたり、椅子が届いたり、夫が作った棚が一部未完成のまま稼働し始めたり、それらに伴って家具の配置替えが行われたり。 学用品や持ち帰りプリン…

叶えてあげられるうちに

四月、怒涛。最初の週末は、延ばしに延ばしてもう今日しかないと、学習机を買いにIKEAへ。 いくつか検討したけれど、値段と品質の釣り合いがやはり一番良いのではということでIKEAになった。長男入学式までの数日、これも延び延びになっていた通学練習を連日…

母は瀕死

子どもがいない独身の頃、公園で子どもが遊ぶのを見ながらおしゃべりしているお母さんたちは、専業主婦だから時間に余裕があるのだろうとなんとなく思っていた。 同じく、彼女たちがよくドラマを見たり、スマホでこまめに情報を得ているのも、仕事をしていな…

卒園式、マスクを外した母たち、WBC

とにかく慌ただしい一週間だった。卒園式というピークに向かって、毎日のように「幼稚園最後の○○」が押し寄せる日々。 卒園式に向けたヘアカット、幼稚園最後の習い事、最後の園バスと運転手さんへのお手紙書き、幼稚園最後の保護者大掃除...etc.。卒園式の…

Rouge

昨年あたりから無性にずっと欲しかったもの。 マスクなしが解禁になったのもあるけれど、卒園・入学式を前に、買うなら今だ、と思った。前に買ったのはもはやいつだか思い出せないほど昔。 もともと、マスク生活になる前からいわゆる「口紅」はもう買ってい…

格安チケット狂想曲

コブシの花が満開になり、花粉がピークを迎えている。さすがの舌下免疫療法効果も、現時点では完全に負けている。 それでも目の腫れはだいぶマシだし、鼻づまりも一日引きこもっていれば症状が引くようにもなった。 完治まで、あと少なくとも一年半。ANAの70…

松本のおばちゃんのこと

近所のお料理上手マダムFさんにまたまた招かれて、春のお手製ごはんをごちそうになった。夫の好物だという、新玉ねぎのそぼろあんかけ。 私が初めてFさんに会う前から、夫に聞かされていた一品だった。Fさんはもともと夫の独身時代からの知り合いで、結婚し…

お口チャックの母

長男の幼稚園が休みだったある日、前々から予約していた子ども向けのワークショップへ。某ランドセルメーカーとミナペルホネンのコラボワークショップで、ランドセルの皮革とミナのハギレを使って、オリジナルミニバッグを作るというもの。 ランドセルメーカ…

十五年ぶりに辛くない春

暖かくなる予報が出ていた週末、家族で梅を見に大きな公園へ。まだピークには少し早くて、八割方の梅は蕾。 早咲きの種だけが見頃を迎えていた。一斉に咲いてあっという間に散ってしまう桜より、一輪一輪咲いて、香りも良く、蕾から長いこと楽しめる梅の方が…

revive

使用頻度の下がった服の処分をしなければ、しなければとずっと思いながら、なかなか思い切れずにいることが多い。 サイズが合わなくなったものは比較的処分しやすいのだけれど、その中で微妙にギリギリまだ着れて、かつ形が気に入っていたジャケットがあった…

オーダー靴に手を出した

とうとうオーダー靴に手を出した。 数ヶ月前から情報をフォローしていた長野県在住の靴職人さんが、東京で展示受注会をするというのを聞きつけて、満を持して行ってきたのだ。40代に入って、そろそろ「使い捨てなくていい靴」「手入れをすれば一生履ける靴」…

冬の能登⑤ 三日目 能登よさらば

最終日も深い積雪。 断水はまだ復活していないようで、この日も給水場所を伝える町内放送が早朝から流れていた。せっかく能登まで来たけれど、この雪ではもういろいろ回ることは諦め、今日も夕方の飛行機の時間までは、輪島で過ごすことにした。 チェックア…

冬の能登④ 二日目 雪の輪島で一日過ごす

翌朝は、まだほんのり薄暗い時間の町内放送で目が覚めた。 確かまだ6時台。 いくら何でも早すぎるんじゃ...と思いながらよく聞くと、給水車がどこそこに来るという放送。 えっ、断水...?と不安になってトイレがてら洗面所に行くと、ちゃんと水が出たのでホ…

冬の能登③ 陰翳礼賛、当たりの宿

今回の宿は、いろいろ検討した末、とある民宿に二泊することに。 内装にも食器にもふんだんに漆が使われているという、純和風の小ぢんまりした清潔な宿だった。今回の旅は、全国旅行支援に加え、各自治体が支援しているいろいろな制度も使うことができた。 …

冬の能登②一日目 のとじま水族館/久々に震える

飛行機に引き続き、二週連続の水族館。 水族館や動物園好きの私だけれど、さすがにここまで連続して水族館に行ったのは初めてだ。のとじま水族館については、今回の旅行で知るまで聞いたことがなかったから、正直あまり期待していなかった。 が、これが意外…

冬の能登① 雲上を抜けると雪国だった

一ヶ月のうちに、というか二週間足らずのうちに二度飛行機に乗るという、レアな今年の1月。 ANA創立70周年記念セールに乗っかった突然の旅第二弾は、真冬の能登だった。飛行機を予約したのは11月の末。 そのときはとにかく予約期間内にどこか予約しなければ…

いいかも

二、三年前から、目の下の小皺が気になるようになってきた。 睡眠をたっぷり取って、丁寧にお手入れができるときはいいのだけれど、子どもが産まれてからというもの、そんな日は数ヶ月に一度ほどしかない。 寝不足の日なんかに、しょぼしょぼした目の下にフ…

子連れ大阪旅③ 新大阪の夜/改札のあっち側

母を無事大阪港へ帰した(笑)後は、新大阪のホテルへ。 西日の淀川はいつ見てもちょっと感傷的だ。ホテルの窓からは、直交する御堂筋線と新幹線、そして新御堂筋を行き来する車が見えた。乗り物好きの息子たちだけでなく、大人もけっこう見飽きない。 帰宅ラ…

子連れ大阪旅② 大阪で生まれた女

二日目は、小一時間の距離に住む母を大阪市内まで呼んで、海遊館へ行くことになっていた。 私はリニューアルされてから行ったことのない天王寺動物園に行きたかったのだけれど、長男が水族館を希望したのだ。姉が脚を痛めていたため、ホテルから海遊館までは…

子連れ大阪旅① 快適フライト、老舗ホテル晩年の宿泊

平日午前の羽田空港は程良く空いていた。 ANAが昨秋、創立70周年記念のスーパーバリューセールというのを行っていて、全国片道7000円というので、急遽子どもたちを連れて大阪に行くことにしたのだ。今回の旅は、夫は仕事なので私一人で二人の子連れ。 出発の…

工作DNA

12月途中からの短縮保育、冬休みを経て、一ヶ月ぶりにようやく、次男と二人で過ごす日中が戻ってきた。 長男のお昼ごはんを考えなくていい&子どもたち二人の相手をする時間がたった二時間減るだけで、負担が大分違う。年始に夫が作った二段ベッド下段。 二…

東京消防出初式(後編)

一気に江戸と化した会場で、江戸消防記念会の人々による「はしご乗り演技」が始まった。本職は鳶の人が多いそうで、それも納得の、サーカスかと思うようなすご技が次々と繰り出される。後ろで人々が手に持っている、巨大でんでん太鼓みたいなものは「纏(ま…

東京消防出初式(前編)

東京に住んだら三大やってみたいことというのが私にはあって、そのひとつが「東京消防出初め式に行く」だった。 毎年、お正月気分が薄らぎ始めた頃に、ニュースでちょこっと映る大規模な訓練(?)みたいなのが、とても気になっていたのだ。 ちなみに、あと…

年末関西一人旅③

大阪へ来たのはある用事があってのことで、二日目はほぼそのためだけに予定を空けてあった。 ただ用事は午後からだったので、せっかく大阪へ来たからにはそれっぽいところでお昼を食べようと、乗り換えがてらなんばで一旦降りることにした。向かったのは、「…

年末関西一人旅②

京都から大阪へは、JR、阪急電車、京阪電車の3ルートがあって、この日は数年ぶりに乗る京阪電車で移動。 大阪の北浜に宿を取っていて、その近辺で学生時代からの友人と会うことになっていたのだ。友人とはもうコロナな世の中になってから会っていなくて、去…

年末関西一人旅①

下りの帰省ラッシュピークという日に、東海道新幹線で東京から京都へ。 早めに着きたかったので、自由席の空いている席に飛び乗り、予定より一時間早く東京を出発した。この日は富士山日和。 ただ、飛び乗ったのは通路側のD席だったから、それほど心待ちにせ…