旅行

冬の能登④ 二日目 雪の輪島で一日過ごす

翌朝は、まだほんのり薄暗い時間の町内放送で目が覚めた。 確かまだ6時台。 いくら何でも早すぎるんじゃ...と思いながらよく聞くと、給水車がどこそこに来るという放送。 えっ、断水...?と不安になってトイレがてら洗面所に行くと、ちゃんと水が出たのでホ…

冬の能登③ 陰翳礼賛、当たりの宿

今回の宿は、いろいろ検討した末、とある民宿に二泊することに。 内装にも食器にもふんだんに漆が使われているという、純和風の小ぢんまりした清潔な宿だった。今回の旅は、全国旅行支援に加え、各自治体が支援しているいろいろな制度も使うことができた。 …

冬の能登②一日目 のとじま水族館/久々に震える

飛行機に引き続き、二週連続の水族館。 水族館や動物園好きの私だけれど、さすがにここまで連続して水族館に行ったのは初めてだ。のとじま水族館については、今回の旅行で知るまで聞いたことがなかったから、正直あまり期待していなかった。 が、これが意外…

冬の能登① 雲上を抜けると雪国だった

一ヶ月のうちに、というか二週間足らずのうちに二度飛行機に乗るという、レアな今年の1月。 ANA創立70周年記念セールに乗っかった突然の旅第二弾は、真冬の能登だった。飛行機を予約したのは11月の末。 そのときはとにかく予約期間内にどこか予約しなければ…

子連れ大阪旅③ 新大阪の夜/改札のあっち側

母を無事大阪港へ帰した(笑)後は、新大阪のホテルへ。 西日の淀川はいつ見てもちょっと感傷的だ。ホテルの窓からは、直交する御堂筋線と新幹線、そして新御堂筋を行き来する車が見えた。乗り物好きの息子たちだけでなく、大人もけっこう見飽きない。 帰宅ラ…

子連れ大阪旅② 大阪で生まれた女

二日目は、小一時間の距離に住む母を大阪市内まで呼んで、海遊館へ行くことになっていた。 私はリニューアルされてから行ったことのない天王寺動物園に行きたかったのだけれど、長男が水族館を希望したのだ。姉が脚を痛めていたため、ホテルから海遊館までは…

子連れ大阪旅① 快適フライト、老舗ホテル晩年の宿泊

平日午前の羽田空港は程良く空いていた。 ANAが昨秋、創立70周年記念のスーパーバリューセールというのを行っていて、全国片道7000円というので、急遽子どもたちを連れて大阪に行くことにしたのだ。今回の旅は、夫は仕事なので私一人で二人の子連れ。 出発の…

年末関西一人旅③

大阪へ来たのはある用事があってのことで、二日目はほぼそのためだけに予定を空けてあった。 ただ用事は午後からだったので、せっかく大阪へ来たからにはそれっぽいところでお昼を食べようと、乗り換えがてらなんばで一旦降りることにした。向かったのは、「…

年末関西一人旅②

京都から大阪へは、JR、阪急電車、京阪電車の3ルートがあって、この日は数年ぶりに乗る京阪電車で移動。 大阪の北浜に宿を取っていて、その近辺で学生時代からの友人と会うことになっていたのだ。友人とはもうコロナな世の中になってから会っていなくて、去…

年末関西一人旅①

下りの帰省ラッシュピークという日に、東海道新幹線で東京から京都へ。 早めに着きたかったので、自由席の空いている席に飛び乗り、予定より一時間早く東京を出発した。この日は富士山日和。 ただ、飛び乗ったのは通路側のD席だったから、それほど心待ちにせ…

北海道旅行記⑨六日目(最終日) 大雨の六花亭

前々夜、ツブ貝をつまみに飲みながら夫と相談したのは、最終日の予定だった。 今回の旅は、おおよその行きたいところを事前にピックアップしておいて、点と点をつないでいくようになんとなく一日の予定を決めるというスタイル。 ただ、最終日に関してはほと…

北海道旅行記⑧五日目後半 積丹半島の秋

神威岬の駐車場に着いたのは15時前。 日本海を望む積丹半島の陽は、もう夕方を思わせる傾き具合だった。ここに来るのは確か三回目だったかな。 うち二回は二、三年のうちに続けて来たから、最後に来てからはもう十年ぐらいになるかもしれない。 秋に来るのは…

北海道旅行記⑦五日目前半 真狩パン、秋のドライブ、焼き魚

秋らしい空気の、快晴の朝。 眠かったけれど早めに起きたのは、ニセコ近辺に来るならやっぱり行きたかった、有名なパン屋さんに行くためだった。十年ほど前、装丁に惹かれて手に取った中村好文さんの本。 大好きな建築家で、著書を少しずつ集めて読んでいる…

北海道旅行記⑥四日目後半 風の通る場所、ツブ貝との死闘

宿から来た道を戻る形で車を走らせること30分。 次の目的地は、ニセコで有名な高橋牧場。 牧場と名前は付いているけれど、動物がいるわけではない。 乳製品を使った加工品の物販や、レストラン、カフェ、そして何より羊蹄山がとてもきれいに見える絶好の写真…

北海道旅行記⑤四日目前半 羊蹄山のふもとにて

三日間アクティブに動きすぎたので、四日目の朝はスローなスタート。 ...と言うと計画的にゆっくりしたみたいだけれど、実際には大人も子どもも起きられなかった。 本当は早朝に起きて宿周辺を散策する予定だったのだけれど(北海道の秋の空気は最高に気持ち…

北海道旅行記④三日目 遊園地再び、宿移動、身体が野菜を求めてる

待ちに待った晴れ。 朝から風の強い三日目だった。晴れの間にしたいことはいくつかあったけれど、チェックアウト日であるこの日いっぱいは遊園地のフリーパスが使える。 なので、まずは昨日途中までしか乗れなかったアトラクションを思う存分楽しもう!とい…

北海道旅行記③二日目後半 モノレールで露天風呂、女王の国葬

雨が本降りになってしばらくすると、夫が戻ってきた。 食べ切れなかった肉を大量に持って。この時点でもう15時ぐらいだったから、この後どうする?という話に。 もともとは晴れを想定して、フェスが終わる17時頃までダラダラ芝生で飲んだり食べたりしている…

北海道旅行記②二日目前半 遊園地と大雨BBQ

今回のルスツリゾート宿泊目的のひとつは、遊園地に行くこと、そしてもうひとつは、ちょうどルスツリゾートが会場になるお祭りに参加すること。 「うまいもんまつり」という小さなフェスが開催されていて、芝生広場で豪華なBBQをしながら、北海道ゆかりのア…

北海道旅行記①一日目 空の移動と陸の移動

夫が9月に長期休みを取れることになり、急遽六日間の旅を企画したのが先月のこと。 そこまでまとまった連休はなかなか取れないので、行き先はおのずと遠くにしようとなり、一度長男を連れて行ってあげたかった北海道にすんなりと決まった。北海道が好きで何…

早春富山旅④

三日目(最終日)は、ほぼ帰るだけの日。 朝食も一番遅い時間にしてあったので、朝から長男を連れて大浴場へ朝風呂に向かった。 長男、「おっきいおふろ、いきたいねぇ~」と言っていた割に、お湯が熱かったのか露天風呂は完全にスルーで、ママはがっかりだ…

早春富山旅③

水族館からまた別のコミュニティバスに乗り、お隣の滑川市にあるホタルイカミュージアムへ。 夫が見つけてきた、この時期だけのイベント「ホタルイカの発光ライブショー」があるのだ。着いたところで、まずは遅めのお昼ごはんで腹ごしらえ。 この時期限定の…

早春富山旅②

朝食後、旅館の送迎バスに乗って魚津駅へ。魚津はあるモノで有名な町らしく、あちこちでそれが推されている。このあと乗る予定の地元のコミュニティバスを見ていたら、運転手さんが「これ、魚津のキャラクター。ミラたんっていうの」と教えてくれた。曰く「…

早春富山旅①

初めての北陸新幹線。 電車好きの息子を新幹線に乗せてあげるのも、旅の目的のひとつだった。ヘビ顔の「はくたか」に乗って、一路富山へ。 ちょうどお昼時だったので、東京駅でお弁当を買って乗り込んだ。夫は鮭ハラス入り、私はあさりのしぐれ煮入りの、ど…

清里旅行記④(おまけ・三日目)

朝起きて、昨日買った清泉寮牛乳を飲みながらボーッと外を見ていたら、どこからか鳩時計のような音。夫のケータイアラームかな...それにしては止めないな...とぼんやりしていたら、ハタと気づいた。 これ、本物のカッコーじゃん。森の中から、カッコーの鳴き…

清里旅行記③(二日目後半)

美し森展望台の後、数㎞北上して野辺山というエリアへ。 車でほんの10分ほどなのだけれど、ここに県境があって、山梨から長野へと変わるのだった。お目当ては、ヤツレンという乳業メーカーの直売所。 一日目の夜に行ったグラタン屋さんが、ホワイトソースに…

清里旅行記②(二日目前半)

今回の旅行は、「自然の中で久しぶりに大人も子どもものびのびすること」が目的。まずは朝、昨日見つけたパン屋さんで買ったパンや、地元スーパーで買っておいた八ヶ岳産のヨーグルトで朝食。 その後息子を夫に任せ、誰もいない露天風呂でゆっくりリラックス…

清里旅行記①(一日目)

コロナ禍で3~5月に予定していたおでかけやいくつかの旅行が軒並み取りやめになり、ちょっぴり意気消沈していた夫と私。 外出自粛生活の中で、少しずつ注意点やペースも掴めてきたところで、出産したらまたしばらくは行けないだろうから、どこか近場でゆっく…

沖縄旅行記⑤(三日目 最終日)

最後の日は、お昼過ぎの飛行機までがフリータイム。 さすがに疲れも溜まっていたので、ゆっくり寝てゆっくりチェックアウト、ちょっと早めのお昼ごはんからのスタートとなった。海が見える高台の人気店でランチ。あと一、二ヶ所回れそうだったので、「熱帯魚…

沖縄旅行記④(二日目 後半)

朝から早起きしてビュッフェ、マイクロバスと船に揺られて島へ渡り、海辺で一時間半遊ぶという、普段の生活の数倍アクティブな二日目。 午後も主なイベントがあるので、お昼ごはんを食べた後、大人も子どもも一時間のお昼寝タイムを挟むことにした。空調の効…

沖縄旅行記③(二日目 前半)

この日はメインの日。朝ごはんビュッフェのシャンパンを飲みたいがために昨日の久米仙を我慢した夫は、朝から思う存分シャンパンを堪能していた。久米島といえば、一番有名なのが「はての浜」。 砂だけでできたそれはそれはきれいな島で、島というよりは海に…