姫路とシメジ

夫の親戚から今年も桃をもらった。 それに加え、ふるさと納税の返礼品もあって、今年はかなりの桃祭り。食べ頃の桃が冷蔵庫にひしめいているので、そういうときにしかできない、桃の贅沢食べ。 まるごとの桃を、皮を剥いてナイフとフォークで切り分けながら…

朝顔は苦行/夏ドラマ

夏休みが始まった。 初めての、小学生と過ごす夏休み。終業式の前日は、朝顔の鉢の持ち帰りだった。 自分が子どもの頃はどうしていたのかまったく記憶にないけれど、今どきは親が持ち帰るらしい。 引き取りに来るよう連絡があって、少しでも涼しい朝のうちに…

作らない人が作るキッチン

息子が小学校からもらってきた朝顔の種が、すくすく育って花をつけた。 同じ日に、学校でとれたてのとうもろこしを持ち帰ってきた。 新鮮なうちに蒸して、夏のおやつに。キッチンで火を使うのが苦行になる季節がやってきた。 毎年毎年思うけれど、家の中でエ…

小ぬか雨降るスタジアム

家族で初めてのサッカー観戦へ。 あいにくのお天気だったものの、屋根のあるエリアだったので、観戦中の雨は免れた。しかしまぁ、それにしても蒸し暑かった。 終始肌に衣服が張り付いている感じで、配られていたうちわが大活躍。 雨は、知らない間にずぶ濡れ…

鉄仮面

ムクゲの花が咲き始めた。 夏の花で、目下一番好きな花。薄い紫のものが一番夏らしくて好きだけれど、鮮やかなピンクや、潔い白もいい。 なんだろう、見ると一瞬、涼が感じられるのだ。 日中は日中で、陽炎の中に揺らいでいるような姿が良いし、夕方は夕方で…

狭まる人と広がる人

学生時代の友人が所用で来京していた。 少し前に「会えないかな?」という連絡をもらったものの、あまりに短時間になってしまうのでためらっていたら、なかなか会える機会もないからと、わざわざ近くまで会いに来てくれたのだった。 現地集合、現地解散で一…

ずっしり

すごい本だった。 久々に、読みごたえのあるノンフィクション。数年前に滋賀県であった、看護学生による母親殺害事件の話だ。 チラッと覚えていた気もするけれど、これを読むまでは、そんな壮絶な背景のある事件だったとは全く知らなかった。 三十年にも及ぶ…

クオリティオブ自転車ライフ

独身の頃乗っていた自転車は、ビアンキのクロスバイク。 特徴的なブルーグリーンに惹かれて、20代半ばに手に入れたものだ。 それまで普通のシティサイクルしか乗ったことのなかった私にとって、ペダルを踏み出した瞬間の滑るような走りは、ちょっとした感動…

紙のポイントカード

数ヵ月に一度買い物をするお店から、「ポイントカードを廃止してアプリになります」というメールが来たのは三ヶ月ほど前のこと。 ポイントを貯めるのは5月末まで、貯まったポイントを使うのは6月末まで、と書かれている。 「忘れずにポイントを使わないと」…

6月前半の記録

【6月某日 曇り】 夕方から次男が微熱。 先週39度の高熱が出た名残りか、新たにまた何かに感染したのか判断がつかず。【6月某日 曇り】 長男が学校から配布されたタブレットで検索の仕方を覚えた。教えてもらったのではなく、「先生がするのを見てたんだ」…

送迎、送迎、送迎送迎送迎

2023年の5月を一言で表すなら、「送迎」以外には思い浮かばない。 それくらい、送迎に次ぐ送迎の日々だった。長男が入学して二ヶ月近く、毎日登下校の付き添いをしていた。 集団登下校がないうえ、うちは校区の端っこなので、子どもの足で片道20分ぐらいかか…

南紀白浜旅⑤ 駆け足の最終日

最終日は11時に白浜を発つ予定で、それまで朝の二、三時間をフル活用することにしていた。 ただ、毎度のことではあるけれど、初日から予定を詰め込みすぎて大人も子どももさすがに疲弊。 結局予定を大幅オーバーしての活動開始となった。まずは朝ごはんがて…

南紀白浜旅④ 白浜夕陽スポット巡り

アドベンチャーワールドを出て向かった先は、海のすぐそばで楽しめる露天風呂「崎の湯」。 それほどきれいな設備ではなく、最低限の脱衣場だけという感じなので、私はぜひともという感じではなかったけれど、夫が(潮岬に加えて)「絶対行きたい」と言うので…

南紀白浜旅③ パンダに会いに

二日目はメインイベント、パンダの日。 あれだけ降った雨もきれいに上がり、日射しが暑いくらいの一日となった。アドベンチャーワールドの開園時間は10時なので、それまでに回れる観光名所を巡る予定だったのだけれど、前日は家を朝4時に出てのフライト&大…

南紀白浜旅② 嵐の本州最南端

腹ごしらえをした後は、疲れた夫と運転を交代し、目的地白浜のさらに先にある、本州最南端の潮岬を目指した。 端っこ好きの夫が、今回和歌山に行くならどうしても最南端に行きたいと言うのでそうなったのだけれど、潮岬と言えば、大型台風が来たときによく中…

南紀白浜旅① 羽田→関空→紀伊田辺

JALの格安チケットが再発売された。 一度目の発売時にすっかりアドベンチャーワールド熱が高まった私(詳しくは下記参照)。 格安チケット狂想曲 - 珈琲とsofaのあるところ 南紀白浜空港を狙って、夫と私のスマホとPC×二種類のブラウザを立ち上げ、計6ルート…

グレースの履歴

今期もいくつかドラマを見ている。 朝ドラは、「らんまん」の他に再放送の「あまちゃん」も見ていて、らんまんは録画を溜めがちだけれど、あまちゃんは子どもたちも一緒に毎日楽しみにしている。 あまちゃんはリアルタイムで見損ねて唯一後悔している朝ドラ…

捨てに捨てたゴールデンウィーク

フリータイム二日目は、前日一人でちょっと飲み過ぎたワインのせいで、遅いスタートだった。この日のTO DOは、スーパーの買い出しと一人カフェ、そして服の断捨離。 カフェは小さなお店で、確実に入るにはオープン時間に行くのが一番だったので、その時間を…

てくてく、てくてく

GW中盤、夫は子どもたちを連れて実家へ。 もともとは私が友人と会う予定ができて、その間夫が子どもたちを一人で見る予定だったのだけれど、諸々の都合から夫が子連れで一泊帰省することになった。直前に決まったので、急遽できたフリータイムの間にやりたい…

ぱいぱいのひも

4月半ばのこと。 小学校の給食がいよいよ始まり、食事道具もろもろを入れる「給食袋」という袋を持たせることになった。 買ってもよかったし、ちょうどいいサイズの私のミニバッグもあったのだけれど、十年くらい前に買ったIKEAの布がちょうど使い切れるサ…

息つく暇もない

4月が終わろうとしている。 まったく信じられない早さだ。感覚的には二週目ぐらいの感じ。息子(長男)の反抗期(?)がひどい。 反抗期なのか、これまで抑えていただけなのか、が分からない。 要は、本人がやりたいことをやらせてもらえないという不満があ…

酒場スイッチ

学生時代の友人から「仕事で東京に行くから、晩ごはんでもどう?」という連絡があったのは、ちょうどその二週間前のこと。 夕方まで出る用事があったので、子どもたちの夜は夫に任せ、何万年かぶり(大げさ)に女二人で飲みに繰り出した。会うのは実に五年近…

泣く子はいねがー

入学式から十日余り。 とにもかくにも一週間が過ぎた。 家の中は毎日工事中のような状態で、学習机が組み立てられたり、椅子が届いたり、夫が作った棚が一部未完成のまま稼働し始めたり、それらに伴って家具の配置替えが行われたり。 学用品や持ち帰りプリン…

叶えてあげられるうちに

四月、怒涛。最初の週末は、延ばしに延ばしてもう今日しかないと、学習机を買いにIKEAへ。 いくつか検討したけれど、値段と品質の釣り合いがやはり一番良いのではということでIKEAになった。長男入学式までの数日、これも延び延びになっていた通学練習を連日…

母は瀕死

子どもがいない独身の頃、公園で子どもが遊ぶのを見ながらおしゃべりしているお母さんたちは、専業主婦だから時間に余裕があるのだろうとなんとなく思っていた。 同じく、彼女たちがよくドラマを見たり、スマホでこまめに情報を得ているのも、仕事をしていな…

卒園式、マスクを外した母たち、WBC

とにかく慌ただしい一週間だった。卒園式というピークに向かって、毎日のように「幼稚園最後の○○」が押し寄せる日々。 卒園式に向けたヘアカット、幼稚園最後の習い事、最後の園バスと運転手さんへのお手紙書き、幼稚園最後の保護者大掃除...etc.。卒園式の…

Rouge

昨年あたりから無性にずっと欲しかったもの。 マスクなしが解禁になったのもあるけれど、卒園・入学式を前に、買うなら今だ、と思った。前に買ったのはもはやいつだか思い出せないほど昔。 もともと、マスク生活になる前からいわゆる「口紅」はもう買ってい…

格安チケット狂想曲

コブシの花が満開になり、花粉がピークを迎えている。さすがの舌下免疫療法効果も、現時点では完全に負けている。 それでも目の腫れはだいぶマシだし、鼻づまりも一日引きこもっていれば症状が引くようにもなった。 完治まで、あと少なくとも一年半。ANAの70…

松本のおばちゃんのこと

近所のお料理上手マダムFさんにまたまた招かれて、春のお手製ごはんをごちそうになった。夫の好物だという、新玉ねぎのそぼろあんかけ。 私が初めてFさんに会う前から、夫に聞かされていた一品だった。Fさんはもともと夫の独身時代からの知り合いで、結婚し…

お口チャックの母

長男の幼稚園が休みだったある日、前々から予約していた子ども向けのワークショップへ。某ランドセルメーカーとミナペルホネンのコラボワークショップで、ランドセルの皮革とミナのハギレを使って、オリジナルミニバッグを作るというもの。 ランドセルメーカ…